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横須賀基地の裏番長 フィリピーノ・マフィア

横須賀基地で働く日本人にとって残された道は、彼らとの共存しかないのか・・・

愛に生きるフィリピーナ(1)

日本人男性と結婚し合法的に長期滞在できるようになったフィリピーナ達の次のゴールは、永住権の獲得です。そして永住権を獲得した後こそが、彼女達が女としての喜びを甘受し始められる第二の人生です。

http://www.flickr.com/photos/66068781@N05/8597375768

photo by julsnewton


永住権を獲得した彼女達の多くは、フィリピン人のボーイフレンドを持つようになります(横須賀基地周辺にはフィリピン人男性が多いため)。彼とは純粋に恋愛だけを楽しむのです。となると日本人の夫とのセックスは減るでしょう。結婚、そして永住権獲得までのおつとめだと思っていた行為は、もはや苦痛以外のなにものでもありません。 だけど彼女達は日本人の夫に定収入があれば離婚はしません。

安定した生活は捨てきれないという理由だけで結婚生活を続ける人、あるいは最初は打算で始まった関係でも、結婚生活を続けていく中で家族としての結びつきを深めて、日本人の夫を大切にして添い遂げる人もいます。
だけどボーイフレンドができて愛し合うようになり、離婚に至るフィリピーナ達もいます。 彼女達はシンプルな日本語でこういいます。
「ずっと頭使ってきた。疲れた。旦那さんを愛していないわけではない。好き。旦那さんいい人。でももうずっと頭使ってきたから、これからは心を大切にしたい」

ずっと頭を使ってきた。これからは心から愛せる誰かといたい。
そういって彼女達は日本人の夫のもとを去って行くのです。
彼女達は自分達が通うカトリックの教会が、浮気をしているフィリピン人同士の待ち合わせ場所になっていることを嘆いていました。

「フィリピーナ、ボーイフレンドと教会で毎週会う。それでその帰りにセックスする。そういうのが嫌だから●●●の教会に通おうと思う。●●●はお祈りだけのために人が集まると聞いた」

●●●は、日本ではあまりよいイメージがありませんから、彼女の話を聞いても私は何もいえなかったのですが、彼女達が「大切にしたい」といい続けた心を清める場所を必要としている気持ちは、わからなくもないのです。 こんな話を夜通しフィリピーナと二人だけでしたことを、今でもよく覚えています。日本語で話しながらも語尾にちょくちょくディバ?(タガログ語で「でしょ?」)とつける彼女の癖が懐かしい。
こうして愛に生きることを選ぶフィリピーナ達ですが、もちろん自分の生活の基盤を固めてからそうしています。 永住権、安定した仕事。 ベースでの仕事は、IHA (Indirect Hire Agreement) あるいは MLC (Master Labor Contract)という雇用形態であれば、賞与、住宅手当も退職金も出ますし(だけどフィリピン人がMLCにつくことは難しいし、どちらも現在は日本人にとっても非常に狭き門)、フィリピンに暮らす家族に送金しつつあちらに家を建てるお金を貯めるにも十分な額のお給料です。
自分の足で立って、愛に生きる。やっぱりお金がないと愛のある生活を続けていくのは難しいですよね。 (なんか思わぬ方向に記事がまとまってしまいました)

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