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横須賀基地の裏番長 フィリピーノ・マフィア

横須賀基地で働く日本人にとって残された道は、彼らとの共存しかないのか・・・

フィリピン原産 日本製造 だけど心はフィリピーナ

 


先日投稿した記事では、フィリピン人とのハーフ、あるいは親の出稼ぎに伴って日本に連れてこられたフィリピン人の子供達の葛藤について書きました。

今回はフィリピンで生まれ、日本で開花した女の子と彼女の母親について書きたいと思います。

母親は日本人との結婚で永住権と安定した生活を手に入れ、娘には自分にはなかった「選択肢」を与えた


ダニエラというその女の子は、フィリピンで母親とそのボーイフレンドの間に生まれました。そして幼少時に母親と共に日本にやってきました。
ダニエラのお母さんは日本人男性と結婚し、安定した生活を手に入れました。ここまでは前回の記事のレオ君と同じですね(異なる部分はといえば、ダニエラのお母さんは日本人の夫を捨てなかった。今でもご主人を大切にして仲良く暮らしています)。

ダニエラは母親と優しい継父に育てられました。フィリピン生まれ日本育ち。日本人として育ってもおかしくない環境でしたが、ダニエラに流れるフィリピーナの血がそうはさせませんでした。
私が彼女と知り合いつきあっていく中で、彼女の母親が自分の娘に一人の人間として、そして何より女として幸せに生きていくために大切なことをきちんと教えたのだろうな、と思うことが何度もありました。

恋愛を楽しむ余裕と自由、結婚相手を国籍ではなく愛で選べる人生

ダニエラのお母さんは、生きていくために、両親達を養うためにダニエラを連れて日本に来ました。自分の好きなように生きることはできませんでした。フィリピンという国で女として生まれてしまったら、恋をして好きな人と結婚をするという道は閉ざされているようなものでしょう。それができるのは、ほんの一握りの裕福な家庭に生まれてきた女性達=家族を養うために海外に出稼ぎに行く必要がない女性達です。

ダニエラには両親を養う義務はありません。なぜなら彼女の両親は、自分に何不自由ない生活を与えてくれている存在そのものなのですから。両親を養う義務がないということは、ダニエラにとっての選択肢の多さ、可能性の大きさを意味していました。

たくさん恋をして、酸いも甘いも、母親の何十倍も味わうことができるのです。

http://www.flickr.com/photos/85465967@N00/4604071493

photo by Theophilos


ダニエラのお母さんはそんなことをしている余裕はありませんでした。

「なんとかして日本人と結婚して、日本に住まなくては」

ダニエラは、日本人の友達とも、母親の周りにいるフィリピン人コミュニティともうまくやれる、人の懐に入るのがとてもうまい女の子に育ちました。だけど「ああ、やっぱりこの子はフィリピーナだ」と思うことがよくありました。
どういう時にそう思ったかというと、女を出すことを恐れないということです。もうそれは中学生くらいの頃から始まっていました。

女が女らしく生きて何が悪い?

日本人の女の子同士だと、異性に対してはどうしても足並みをそろえなくてはいけないところがあるじゃないですか。自分だけがやたらとフェロモンをふりまけば同性に嫌われてハブられる。みんなそれが怖いんです。
だけどダニエラは同性に嫌われない程度に自分の「女」をコントロールしつつ、ここぞという時に女全開にするのです。そしてその「女」はわかりやすくて、ちょっとベタ。ちょっと古臭い。お母さん、あなたが仕込みましたね?
だけどそういうのに弱い男の子って多いんじゃないかな。うっふん、あっはん。

http://www.flickr.com/photos/91695677@N00/3348694690

photo by Helga Weber


結局ダニエラは、結婚してアメリカへと旅立ちました。母親が与えてくれた「選択の自由」という名の翼を広げて、飛んでいってしまいました。

フィリピーナが仕留めるアメリカ人といえば、お世辞にもモテそうとはいえない白人(おっさん率高い)と決まっています。だけどダニエラの結婚相手は、フィリピーナ達に羨望と嫉妬の眼差しで見られそうなランクの人でした(彼女の夫は米軍関係者)。
まあ「私、O(オー=officer オフィサー)以下とは口もききたくないわ」()っていう日本人の女から見たら大したランクではないけれど、フィリピーナから見たらもうすんごい玉の輿ですよ。しかもハンサム!!!!

旦那さんと軍のセレモニーに出席した時の画像がフェイスブックにアップされた時なんて、見ていてもうため息が出ました。旦那さんと並んで写っていたドレス姿のダニエラの美しさとエレガンスは筆舌に尽くしがたい。
彼女が選んだドレスを見て、きっと彼女をこのように育てたお母さんは賢い方なのだろうと思いました。お母さん自身は、露出度重視のドレスを選ばざるを得ない人生だった。だから自分の娘には、レディとしての人生を楽しんで欲しかったのではないでしょうか。

)「私、O(オー)以下とは口もききたくないわ」
O(オー)=Officer(将校)の略。
将校になるには大卒以上であることが条件です。オフィサーと下士官兵では明らかに態度を変える日本人がいるんですよ。女だけじゃなくて男でもいましたね。女の腐ったようなやつ。まあそいつらについてはまた別のポストで書きますね。

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