横須賀基地の裏番長 フィリピーノ・マフィア

横須賀基地で働く日本人にとって残された道は、彼らとの共存しかないのか・・・

フィリピン人研修生の過労死のニュースを見て、送金される側は何を思ったのだろう


岐阜県の鋳造会社で研修生として働いていたジョーイ・トクナンさんの死が、過労死として認められたことがニュースとなりました。

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日本に出稼ぎに来る多くのフィリピン人と同様に、質素な生活を送りながら給与のほとんどを母国に暮らす家族に送金していました。

ここで断っておきますが、今日の記事のタイトルにある「送金される側」はトクナンさん母子のことをいっているのではありません


トクナンさんの過労死のニュースがフィリピンでどのように伝えられたのか知りませんが、日本に出稼ぎに来ているフィリピン人と、母国でふんぞり返りながら送金を待ち、悠々自適の生活を送るフィリピン人では、まったく受け止め方が違ったことでしょう。

フィリピンで暮らす養われている側はこう考えている

過去記事でも何度も書いているように、日本にいる出稼ぎ組に養ってもらっているフィリピン人達は、たぶん日本には金がなる木が育つとでも本気で思っていることでしょう。
お金だけでなく、大人であれば電化製品や、また子供であれば持っていると学校で一目置かれるようなものをフェイスブックのメッセンジャーなどでおねだりしてきます。遠慮はありませんよ。
なぜなら「フィリピンパブで日本人のおっさんにごまをすってチークダンスしてりゃ簡単に稼げるんでしょ」と思っている人が多いからです。今回のトクナンさんの過労死認定のニュースを見ても、彼らはきっと日本で働く家族のことなんて心配しないはずです。一度甘い汁を吸ってしまったら、もうその味を忘れることはできないでしょう・・・。

出稼ぎ組の反応

昔一緒に働いていたフィリピン人達の間では、実はほとんど話題になっていません。私が「ねえ、このニュース知ってる?」と聞くまで知らなかった人の方が多い。だけどそのニュースを見て、そのうちの二人が同じことを言ったのです。

「母国にいる家族や親戚への送金が2,3日遅れるだけで騒がれるでしょう?そういう時『私達の暮らしだって大変なの!』っていうんだけど、信じてもらえない。だけどこのニュースを見て信じてもらえたかなぁ・・・。日本では楽して稼げると、本気で信じている人達だから」

日本で楽をして稼いで、送金してもまだ余りあるお金で出稼ぎ組が優雅な暮らしをしていると思っている人達が多いんですって。出稼ぎ組の多くは、みんな切り詰めて、築20年以上の小さなアパートに暮らしているのにね。
また来日しているフィリピン人研修生の多さについても語っていました。例えば横須賀あたりでよく知られているところだと、追浜の住友重機ですね。
これからの日本の人口構成は、年齢別に行くと頭でっかちになり下が支えきれなくなります。当然フィリピンからの出稼ぎ労働者に頼らざるを得なくなりますが、彼らはがめつい人が多いけど(特に女性)、蝋燭みたいな人生を送っているんだなと、今回の過労死認定のニュースを見ていて感じました。
自分の身をすり減らしてでも周囲(家族)を明るく照らし、そして削る身がなくなったら炎が消えておしまい・・・。ジョーイ・トクナンさんのご冥福をお祈りいたします。

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