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横須賀基地の裏番長 フィリピーノ・マフィア

横須賀基地で働く日本人にとって残された道は、彼らとの共存しかないのか・・・

夫の社会的信用度が低すぎて永住権がもらえないフィリピーナ

フィリピン人にとっての結婚


永住権がとれた途端、日本人の夫を捨てて同郷の男性と結婚するフィリピーナは大勢います。その同郷の男性は、社会的にみたら「愛人」の立場ですが、実は本命はそっちなんですよね。なぜなら日本人男性との結婚は、そもそも永住権獲得のためなのですから。
ところが結婚した日本人男性の社会的信用度が低すぎて、永住権がもらえないフィリピーナもいます。

http://www.flickr.com/photos/59949757@N06/8150100850

photo by MichaelTapp

電気が止められたのは2回。児童手当も使い込まれたケース

ジョアン(仮名)というフィリピーナがいました。彼女も永住権目当てで日本人男性と結婚したケースで、横須賀基地周辺ではちっとも珍しくない話ですから、あっけらかんとしたものです。

ある日ジョアンに「児童手当が旦那の遊興費に消えていて、もう生活ができない。児童手当の振込先を自分の口座に切り替えたいので、助けて欲しい」と言われました。
実際に会って話を聞くと、電気を止められたのは2回で、お金がないことが理由で夫婦喧嘩が激しくなりすぎて警察を呼ばれたことも数回あるほど、生活は困窮していました。愛娘のための児童手当は、夫がパチンコにつぎこんでいました。

横須賀市の「はぐくみかん」に行った

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当時愛娘のために支給されていた児童手当の振込口座を夫の口座からジョアンの口座に切り替えるためには以下の条件が必要でした。

  1. 離婚していること
  2. 離婚の手続き中であることが証明できること
  3. 手続き中の証明はできなくても、離婚の意思があること(別居中であることが住民票で確認できること)

ジョアン夫婦はまだ同居していましたし、ジョアンと娘さんが家を出ようにも、アパートを借りる資金がありませんでした。娘さんを預かってくれる人もおらず、ジョアンが働きに出ることもできないため、自立の道が閉ざされている状態です。
以上のことをジョアンに説明したところ、その場でわっと泣き崩れて大声をあげました。
泣いてもどうにもなりません。このようなシーンに慣れているであろう職員達も困った様子でした。だけど泣きたくなる時は誰にでもあります。泣いて少し落ち着いたら、まずは別居準備のために自分が働きに出ることを考え始めました。

税金・光熱費滞納で社会的信用度が低い夫は、妻に永住権を与えられない

数年前にジョアンの夫が彼女ために永住権を申請したところ、審査に通らなかったとのことです。税金の滞納状況等を考えれば当然でしょう。もちろん無職で健康保険も払っていません。
ジョアンは娘さんの親としてビザを更新し続けることで、今後も日本に留まることができるそうですから、もう少し娘さんが大きくなれば働きに出ることもできるでしょう。ただし永住権がないと横須賀基地で働く際にIHAになれません。

 

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入国管理局の関連ページ:Permission for Permanent Residence